黄金のアデーレ&クリムトのCM


今日はこのような映画が上映されているのを知りました。

なぜ、もっと早く気づかなったのでしょう・・・(;_;)




「黄金のアデーレ 名画の帰還」。


公式サイトより


『世界で最も高額な絵画の一つであるクリムトの「黄金のアデーレ」。

この所有権を争った、実際の裁判をもとに描かれています。

ナチスに奪われたクリムトの名画は主人公の伯母の肖像画。

彼女が本当に取り戻したかったのは・・・・?』


と、公式サイトに書かれています。



クリムトが、アデーレを描くシーンより




私はウィーンにいる間、ベルベデーレ宮殿の近くに住んでいたことと、

クリムトの絵が好きで、足繁く宮殿に通っていました。




クリムトといえば、豪華絢爛な絵を想像すると思いますが、私の好きな絵は、

「海蛇」という絵です。



まだ高校生くらいの時に、パヴァロッティが、サントリーのCMで、歌っていました。

そのバックに流れていたのが、この「海蛇」でした。

(注・追記: こちらに関して、気になっていたので、サントリーに尋ねてみました。笑

一番最後に、追記いたします。)

クリムト・海蛇 



実物は、ノートパソコンよりももっと小さな、本当に小さな絵です。

豪華絢爛なクリムトの絵の中で、謙虚に、でもとても美しく丁寧に描かれ、飾られていました。



そのうち、興味は同じフロアにクリムトと並べられている、エゴン・シーレに移っていきます。


お話が脱線していきますが、クリムトのこの名画をめぐる映画、

予告編を見ているだけでも、街並み、インテリア、衣装、、、、


ヨーロッパの香りがしてきて、まるでウィーンを旅行している気分になれるのではないでしょうか。


映画としても、評価はとても高いようです。



DVDが出たら、買ってしまおうかな!



=====追記=====


前述しました、サントリーさんからのお返事です。


〜〜 このたびは、以前の弊社CMをご記憶いただき、ありがとうございます。

お問い合わせいただきましたCMは、1988年に放映いたしました

「サントリーブランデーXO」『夕星の歌』篇のことと存じます。

曲名:「夕星の歌」

作詞:ワーグナー

歌手:ベルント ヴァイクル

ナレーター:中尾彬

演奏:NHK交響団

コピー:「時間は液体である。そして、香りは液になる。」

お役に立ちましたら幸いです。〜



サントリーさん、ご丁寧にありがとうございました。

もし出来る事ならば、この映像をどちらかにUPして頂けたら・・・嬉しいです。

ベルント・ヴァイクルですが、

Bernd Weikl     現在世界最高との誉れ高いバリトン歌手で、やはりワーグナーを得意とするそうです。



サントリーの動画はありませんでしたが

彼の歌うワーグナーを探して探して・・・・ありました!



Wagner:Tannhäuser 

・O du mein holder Abendstern

ワグナー「タンホイザー」より 

ヴォルフラムのアリア おお、わがやさしの夕星よ

youtubeから

長年、知りたいと思っていたことが、こうしてブログを書くことで、解けていくこともあるのですね。

嬉しい出来事でした。