ビクトリアン・キッチン・ガーデン組曲


クラリネットコンサートで伴奏した曲を、ご紹介します。

「ビクトリアン・キッチン・ガーデン」

Paul Reade: The Victorian Kitchen Garden Suite 
ポール・リード: ヴィクトリアン・キッチン・ガーデン組曲 
1.Prelude
2.Spring
3.Mists

4.Exotica


イギリスBBC放送で、自然や伝統料理文化を伝える為の番組のテーマ音楽として作曲されたものです。


BBCといえば、とても高いレベルで良質な番組ばかり。

それをyoutubeで探してみました。


The Victorian Kitchen Garden :  Season 1 Episode 1  The Beginning

オープニングの曲が、「Prelude」プレリュード です。


 

私は まず、初めてこの題名を聞いたとき、

「ハーブがたくさんある、イギリスの美しいキッチン」を彷彿としました。

イギリスといえば、緯度が高いこともあり、緑いろ・・・日本の緑と違って、少し明るくて、キラキラしている感じです。


まさに、↓のイメージ。
(Pinterestより)

緑あふれるキッチンに、爽やかな風が舞い込んで、穏やかなイメージでした。



そして、伴奏をした深井典子さんは、後々、こんなことを書いていらっしゃいました。

承諾を得ましたので、典子さんのfacebookから引用させていただきます。


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この前の夏、偶然USENで聴こえてきた「ヴィクトリアン・キッチン・ガーデン」
今はネットで曲名を調べられるのですぐさまリサーチ。

アマゾンでポチっとした楽譜は本当に「From U.K.」で、
イギリスの風を届けてくれました。(行ったことないけどね)

実はこういったスタイルの組曲にチャレンジするのは初めてでした。

今回は5楽章ある中の1と3と5。


1楽章Prelude 庭に朝陽が当たりはじめ、猫が背伸びをしている
3楽章Mist 少し温度が下がって霧に包まれる中、猫がけだるそうにしている
5楽章Summer  明るく軽快に、猫は鳥や虫を見つけて遊びだしている

と、全編イメージはわが家の猫らが登場(笑)


本番は決してこんなふうに余裕を持って演奏できたわけではないのですが、
ここまで『音楽から景色が浮かんできた』のは初めてのことで、

自分でも驚いています。

音楽の力ってすごいですね。


いつも思うのは
太古から今まで、何があろうとも音楽って
廃れることなく生き続けているということ。


その端っこのほうに自分も(誰しも)いることも嬉しいし、

それを表現できるクラリネットに関わっていられることも、素晴らしいことだと思うのです。



ご指導いただいた平井先生、ピアノ伴奏で多大なお力添えをいただいた佐藤(矢野)先生、そして日々演奏する機会でご一緒させていただいているKBSと草加市吹の皆さんにも大大感謝です。


ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたしますヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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この曲を演奏される方々、また、好きでお聴きになる方々へ、

イメージのお手伝いになればと思います。


まだあまり知られていないこの曲、いずれクラリネットの名曲となると思います。



そして、典子さんの


『太古から今まで、何があろうとも音楽って廃れることなく生き続けているということ』


『その端っこのほうに自分も(誰しも)いることも嬉しいし、


それを表現できるクラリネットに関わっていられることも、

素晴らしいことだと思うのです。』


という言葉。


私もその喜びや感動を、生徒さんや、聴衆の皆様に伝えられたら、、、

と思っています。


この曲は、ぜひそのうち、自分で演奏しているものを

youtubeにアップしたいと思います🎵

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