薔薇の音楽


横浜、元町の「みなとの見える丘公園」へ薔薇を見に。

元町の雰囲気の良さと、ペットも一緒におさんぽできる、魅力的な公園です。





香しさと華やかな色の中にいると、幸せな気持ちになります。



薔薇を見ていると、美しい音楽と美しい詩を

想い出しました。



『私は語ろう 優美な花びらの バラの花のことを

バラこそは 神々のかぐわしい吐息


ミューズの女神たちに この上なく愛された花


私はその栄光を語ろう おお眼を楽しませるものよ

おお キュプリスの花、丘の女王よ!

(抜粋)』


                   ルコント・ド・ルリ詩「Le Rose」




こちらのルリの詩に、作曲家フォーレが歌をつけています。

ガブリエル・フォーレ作曲 

ルコント・ド・ルリ詩

「Le Rose」op.51



そして、もう一つ

フォーレは「薔薇」の題名がついた、

ルコント・ド・ルリの詩に、曲を書いています。



「イスパファンの薔薇」


『 (抜粋)
おお、軽やかな蝶のような 若々しいおまえの愛が


すばやく、柔らかい羽で

私の心に舞い戻ってきてくれたなら


そしてまたオレンジの木の花の香りが

苔むした枝に咲く

イスファハンのバラの匂いが

戻ってきてくれたなら』




フォーレ作曲 

ルコント・ド=リル詩

「イスパファンの薔薇」

Les roses d'Ispahan op.39  Quatre mélodies

キャスリーンバトルの瑞々しい声!



こちらの方がメロディが聴きやすいので、有名です。

失恋の歌・・・・だけど、美しさに悲しみが紛れそう。




ルコント・ド=リルの「イスパファンの薔薇」


フランス系ロシアの作曲家キュイ も、曲を書いています。

Les roses d'Ispahan   Op.54-3    5 romansov


薔薇は大好きなお花の一つ。

今回、感動した薔薇。↓




「モネ」という品種の薔薇。

実際は、繊細なグラデーションがもっと美しいし

香りも本当に素晴らしいのです。


Claude Monet



そして、クレマチスと薔薇の饗宴。

この2色使い、好きです。

華やかな黄色が、楚々とした雰囲気に感じられました。


今年も薔薇を見られて、良かった。

愛犬ロンちゃんは、生まれて初めての薔薇でした。


おまけ

いい香りでしゅ



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